ウクレレの指の痛みとタコ、どのくらい続く?
ウクレレを弾いたあと、指先が痛くなっていませんか。まったく普通のことです。なぜ痛むのか、どのくらい続くのか、そして本当に効くこと(と、やらないほうがいいこと)をまとめました。
- 指先が痛くなる理由
- タコができるまでの2〜4週間
- 実際に効くこと
- やらないほうがいいこと
ウクレレを弾いたあと、指先が痛くなっていませんか。どこかおかしいのだろうか、この痛みはいつまで続くのだろうかと気になっているかもしれません。まず安心してください。これはごく普通のことで、長くは続きません。誰もが通ってきた道です。指先がヒリヒリするのは、始めたばかりの数週間につきものです。定期的に弾いていれば、たいてい2週間から4週間ほどでタコができて、そのあとは痛みが気にならなくなっていきます。
私がウクレレを始めたときも、最初の2週間ほどは指先が痛みました。ですからこれも「楽しさ」のうちだと思ってください。なぜ痛むのか、どのくらい続くのか、そして実際に何が効くのかを順番に見ていきましょう。
指先が痛くなる理由
指板に弦を押しつけるとき、やわらかい皮膚で細いナイロン弦を挟みつけていることになります。指先はこれまでそんなことをした経験がないので、抗議の声を上げます。あのヒリヒリした感じは、まだこの圧力に慣れていませんよ、と皮膚が教えてくれているだけです。
新しい靴を履き慣らすところを想像してみてください。最初の何回かは擦れたり当たったりしますが、足のほうが丈夫になって、そのうち履いていることすら忘れます。指先もまったく同じです。毎日少しずつ弾いていれば、ゆっくり硬くなっていきます。その硬くなった部分がタコ(=皮膚が硬くなってできる小さな膨らみのことです)で、いったんできてしまえば、弦を押さえてもほとんど痛みません。
ただ、その前にひとつ。ここで話しているのはコードを押さえる手の痛みで、こちらは正常なほうです。正常ではないほうについては、このあとで触れます。
現実的な目安の期間
人によって違いはありますが、定期的に弾いている場合のおおまかな流れはこうなります。
- 1日目から7日目:弾いたあとに指先が痛みます。つらさのピークはこのあたりです。
- 2週目から3週目:皮膚が硬くなり始めます。痛みが減って、長く弾けるようになります。
- 3週目から4週目:タコができてきます。ほとんどのコードで痛みを感じなくなります。
- 1か月ほど過ぎたころ:練習を続けていれば、指先の痛みはほぼ過去のものになります。
ここでの鍵は「定期的に」という言葉です。1週間に1回だけ長く弾くより、1日10分のほうが必ず効きます。タコは頻度でできるもので、我慢の量でできるものではありません。歯を食いしばって耐える必要はまったくないということです。
実際に効くこと
最初の数週間をぐっとラクにしてくれるのが、次のようなことです。
練習は短く、こまめにしましょう。1日5分から15分を何度も重ねるほうが、1回のマラソンのような長時間練習よりずっと指にやさしいです。その合間に皮膚が回復して作り直され、タコができるのはまさにそのタイミングです。
力は必要な分だけにしましょう。初心者のほとんどは、かなり強く握りすぎています。音がきれいに鳴る程度にだけ押さえて、あとは力を抜きます。試してみてください。コードを押さえてストロークし、音がビビるところまでゆっくり力をゆるめて、そこからほんの少しだけ足します。本当に必要な力はそれだけです。
指はフレットの真上ではなく、すぐ手前に置きましょう。金属のフレットのすぐ手前を押さえると、少ない力できれいな音が出るので、痛みも減ります。フレットの上に乗ってしまったり、手前すぎたりすると、必要以上に強く押さえることになります。
簡単なコードから始めましょう。押さえやすい形をいくつか覚えれば、無理をせずにタコを育てられます。私が始めたころ、最初に覚えたコードはAm、C、G、Fでした。正直なところ、この4つだけでもかなり遠くまで行けます。
まったくの初心者なら、まずは基本コードガイドから始めてみてください。それから、どうしても指がもつれる形があるときは、難しいコードを簡単にするコツが手の負担を減らしてくれます。
セッティングと弦も見直しましょう。きちんと調整されたウクレレは、はるかに軽い力で弾けます。手元の1本が硬くて弾きにくいと感じるなら、弦が指板から離れすぎている可能性があり、そうなると何をするにも指先への負担が大きくなります。やわらかめの弦や細めの弦に替えるのも、痛みを和らげる手です。私の考えでは、やさしくて質のいいセットは、この最初の数週間に本当に差を生みます。もっと指にやさしいセットを探しているなら、おすすめの弦ガイドをのぞいてみてください。
やらないほうがいいこと
試す人が多いけれど、飛ばしてしまって大丈夫なことをいくつか挙げます。
瞬間接着剤も、麻酔クリームも、「タコを早く作る」という近道もいりません。ネット上にはいろいろな変わった小技が転がっていますが、どれもやらなくて大丈夫です。タコは放っておいても自然に、しかも早くできます。指先を接着剤で固めたり感覚を鈍らせたりするのは、体が出しているサインを見えなくするだけで、本当に指を痛めることにつながりかねません。
鋭い痛みを我慢して弾き続けないでください。ヒリヒリして少し痛いくらいなら問題ありませんし、想定内です。刺すような痛みや焼けるような痛みは別です。指先が実際に割れたり水ぶくれになったりしたら、1日か2日休ませましょう。本当の痛みを押して弾いても、上達が早くなるどころか遅くなります。
弾く直前に指をふやかさないようにしましょう。水を含んでやわらかくなった皮膚は破れやすくなります。どちらかといえば、練習中は手が乾いているほうが長持ちします。
指の痛み?それともセッティングの問題?
ここははっきり切り分けておく価値があります。対処法がまったく違うからです。
コードを押さえる手の痛みは、押さえるほうの手の指先がヒリヒリするものです。週を追うごとに軽くなり、どのコードを弾いても出ます。これがタコができるまでの正常な期間で、時間だけが解決してくれます。
セッティングの問題はまったく別物です。どこを押さえても異常に強い力が必要だったり、きれいに押さえているのに音がビビったりガタついたりする場合、あるいはボディに近いあたりで弦が指板から高く浮いている場合は、ウクレレの弦高(=弦と指板のあいだの隙間のことです)が高すぎるのかもしれません。それは指の力が足りないのではなく、楽器のほうが手に逆らっている状態です。
弦高が高いと痛みは強くなり、上達も遅くなるので、可能性をつぶしておく価値はあります。ビビりと異音を直すガイドでセッティングの確認手順をひと通り説明していますし、おすすめの弦ガイドからやわらかめのセットを選ぶのも、ここでは効きます。
短く毎日弾いていれば、指先は追いついてきます
指先の痛みは通過儀礼のようなもので、何かを間違えているサインではありません。練習は短くこまめに、力は軽く、フレットのすぐ手前を押さえて、あとは2週間ほど待ちましょう。そのうちある日、指のことをまったく考えていない自分に気づきます。本当に楽しくなるのは、まさにそこからです。習うより慣れよ、です!
指先にいちばんやさしい弦はどれだろう、と気になってきましたか。もっとやわらかいセットについては、おすすめのウクレレ弦ガイドにまとめてあります。
このガイドが、指先が痛くなる理由と、その痛みがどれだけ早く過ぎ去るのかを理解する助けになっていればうれしいです。これからも練習を続けて、楽しんでください。この話題について、あるいはまったく別のことについてもっと知りたくなったら、いつでもお問い合わせください。うまくいきますように、そして何より楽しんで!