ウクレレのハーモニクスの弾き方
ウクレレのナチュラルハーモニクスとは何でしょうか。ハーモニクスはどう鳴らし、タブ譜ではどう読むのでしょうか。人工ハーモニクスとは何か、そしてどう弾くのかも解説します。
- ナチュラルハーモニクスとは
- ハーモニクスの鳴らし方
- 人工ハーモニクスとは
- タブ譜での読み方
昔ギターを弾いていたころ、タブ譜を探していると「ハーモニクス」という言葉によく出会いました。Wikipediaによれば、これは「ギターの弦の特定の倍音の振動を抑えたり増幅させたりして鳴らす音」のことだそうです。ハーモニクスは、弾いている曲をひとつ上のレベルへ連れて行ってくれます。チャイムのような響きが加わって、演奏の表情がぐっと豊かになります。ウクレレにも ハーモニクスはあります。
ギターとウクレレのハーモニクス
ギターと同じで、ウクレレも弦楽器です。つまり、ウクレレでもハーモニクスは鳴らせます。ハワイのラップスチール奏法では、よく知られたテクニックでもあります。ウクレレのハーモニクスはとても高い音で、普段とは違う音色を聞かせてくれます。
ただ、ひとつ言っておくと、ウクレレは指板が短いぶん、ハーモニクスはギターより少しだけ難しくなります。
ウクレレのナチュラルハーモニクス
ここまではいいとして、実際にウクレレでどう鳴らすのでしょうか。ハーモニクスを出すには、まず押さえる側の手の指(できれば人差し指)を弦の上にごく軽く置きます。触れるか触れないか、くらいの力です。この位置がとても大切で、かなり正確に合わせる必要があります。

ウクレレでいちばん簡単に出せるハーモニクスは、12フレットのものです。まずは12フレットで弦に軽く触れてみてください(フレットとフレットの間ではなく、12フレットの金属の真上です)。触れたまま、その弦を右手ではじきます。はじいた直後に、左手の指をすぐ離します。
うまくいっていれば、ハーモニクス(チャイムのような音)が聞こえるはずです。高さは開放弦の1オクターブ上、つまり12フレットぶん上になります。こんな音です。
一度で鳴らなくても心配はいりません。最初からできる人はほとんどいません。ちょうどいい力加減と、はじいてから指を離すタイミングを、繰り返しながら探してみてください。力が弱すぎると、ただの開放弦の音が鳴ります。強すぎると、今度は何も鳴りません。
理屈のうえでは、ハーモニクスは12、9、7、5、3フレットで鳴らせます。ただ、きれいに出すのがかなり難しいものもあります。7フレットではこんな音になり、開放弦より19フレット上の高さで鳴ります。
5フレットでは、開放弦より24フレット上、つまり2オクターブ上の音になります。下の音を聞いてもらうとわかりますが、これをぴたりと決めるのはなかなか大変です。
人工ハーモニクス

これで、ウクレレのナチュラルハーモニクスがどういうものかわかりました。ただ残念なことに、鳴らせるハーモニクスの数はとても限られています。指板の短いウクレレならなおさらです。そこで登場するのが人工ハーモニクスです。決して簡単ではありませんが、これを覚えると指板のいろいろな場所で、いろいろなハーモニクスを鳴らせるようになります。
人工ハーモニクスを鳴らす手順は2つです。
- 音を押さえる
いつもどおり、普通に音を押さえます(押さえる側の手で)。
- そのままハーモニクスを鳴らす
ここが難しいところです。やること自体はナチュラルハーモニクスとほとんど同じなのに、片手だけ(ストロークする側の手だけ)でこなす必要があるからです。人差し指をまっすぐ伸ばして弦に当て、そのまま音をはじきます。
12フレットの人工ハーモニクスは、こんなふうに鳴ります。もちろん7フレットや5フレットで試してみてもかまいません。
やり方はいくつかあります。自分にいちばん合うものを選んでください(自分なりのやり方を編み出してもかまいません)。
たとえば、人差し指を弦に軽く当てておいて(ナチュラルハーモニクスでは、これを押さえる側の手の指でやっていました)、薬指か中指ではじく方法があります。もちろん親指でも、小指でも大丈夫です。
人差し指のかわりに、別の指を使ってみるのもいいと思います。私は人差し指で弦に触れて、親指ではじくのが好きです。コツは、自分に合う位置を見つけて、あとは練習を続けることです。
では、ストロークする側の手で、この「動作」をどこでやればいいのでしょうか。音を押さえている場所から12フレット上(2つ前の段落にある手順1を見てください)、そこでやるとハーモニクスとして鳴ります。5フレットや7フレット上でも鳴るはずですが、さきほど書いたとおり、こちらはきれいに出すのが少し難しくなります。
最後に:ウクレレのハーモニクスはタブ譜でどう書かれるのか
ハーモニクスを表す記号を、意味がわからないまま見かけたことがあるかもしれません。これでもう大丈夫です。タブ譜では、ハーモニクスはひし形の「♦」で書かれます(これはテキストの記号なので、簡単に入力できます)。下に、テキスト形式のタブ譜でどう見えるのかの例を載せておきます。
xA|------------------♦12--| xE|-------------♦12-------| xC|-------♦12-------------| xG|--♦12------------------|
この並びでは、まず開放のC弦を12フレットの人工ハーモニクスで鳴らします。次に2フレットを押さえて、14フレットで人工ハーモニクスを鳴らします。そのあとは4フレットを押さえて、16フレットで人工ハーモニクスを鳴らします。
xA|------------------|------|| xE|------------------|------|| xC|--♦0--♦2--♦4--♦2--|--♦0--|| xG|------------------|------|| | | | | | C D E D C
この感覚がつかめてくると、ハーモニクスでメロディーを組み立てる方法も見えてきます。
xA|-----------♦0--|-----------♦2--|--♦3-----------|| xE|--------♦1-----|--------♦1-----|--------♦0-----|| xC|-----♦0--------|-----♦2--------|-----------♦0--|| xG|--♦2-----------|--♦0-----------|-----♦0--------|| | | | | | | | | | | | | A C F A G D F B C G E C
なんだか神秘的な響きのするハーモニクスが何なのか、そしてウクレレでどう鳴らすのか、これでつかめていればうれしいです。
ハーモニクスで行き詰まったときは
ウクレレのハーモニクスについてもっと知りたいことがあれば、いつでもお気軽にご連絡ください。ついでに、ウクレレの歴史をごく手短にまとめたガイドもいかがでしょうか。
Uhhhhh…… okay. I’m going to need to practice this a lot!
is it possible to make harmonics with a 8 string ukulele?