入門 読了11分

はじめてのウクレレ曲を弾く方法

更新日 2026/08/15 ·

コードはいくつか押さえられるのに、まだ1曲も弾けていませんか。やさしい1曲目の選び方、コード譜の読み方、そして遅くても少し崩れても最後まで弾き切るまでの流れを紹介します。

学べること
  • やさしい1曲目を選ぶ
  • 今日の目標はひとつだけ
  • コード譜を読む
  • 拍に合わせて弾く
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「ウクレレで1曲まるごと弾くにはどうすればいいの?」「最初に覚えるなら、いちばん簡単な曲は?」「歌詞の上に並んでいるコードは、どう読むの?」コードをいくつか押さえられるようになって、それを早く音楽にしたくてうずうずしているなら、ここはぴったりの場所です。このガイドは「フォームをいくつか知っている」状態から「本物の曲を最後まで弾き切った」状態まで案内します。

始める前にひとつ。初心者向けウクレレのコツには、この先の内容がぐっと楽になる10のポイントをまとめてあります。

まず最初に:今日の目標はひとつだけ

目指すゴールは、思っているよりずっと小さなものです。1曲を最初から最後まで、一度だけ通して弾く。それだけです。

テンポは遅くなりますし、あちこち引っかかります。コードチェンジでもたつき、拍を逃し、指が自分のものではないように感じるはずです。それはまったく普通のことで、やり方が間違っている合図ではありません。誰もが通ってきた道です。

自転車の練習を思い出してみてください。最初に家の前を走るときはふらふらして少し怖いものですが、きれいに乗る必要はありません。倒れずにいられれば十分です。遅くてぎこちない演奏でも、曲を弾いたことにちゃんとなります。

私は今でも、初めて「You Are My Sunshine」を止まらずに最後まで弾けたときのことを覚えています。演奏は粗くて歌の音程も低めでしたが、たしかに何かがつながりました。それまでばらばらに練習していたコードが、急に誰でもわかるメロディーになったのです。ここで狙っているのは、その「わかった」という感覚です。

やさしい1曲目の選び方

1曲目の選び方で、仕事の半分は片づきます。私の考えでは、初心者に向いた曲の条件は次の3つです。

  • 簡単なコードが数個しか出てこない(=すでに押さえられるフォーム、または一度の練習で覚えられるフォーム)
  • ストロークが一定の繰り返しで、行ごとに新しいリズムを追いかけずにすむ
  • 自分がすでに知っているメロディー(耳が「今おかしい」と教えてくれる)

最後の条件が隠れた武器です。その曲がどう聞こえるべきかを知っていれば、頭が足りない部分を勝手に埋めてくれて、コードチェンジの位置をコード譜で読む前に感じ取れます。誰かに見せるために背伸びした曲を選ぶ必要はありません。シャワーを浴びながら鼻歌で歌ってしまう曲を選びましょう。

コードのフォームがまだ不安なら、先に基本コードガイドに5分だけ目を通して、それから戻ってきてください。急ぐ必要はありません。

コード譜の読み方

ここは見た目ほどややこしくありません。安心してください。

コード譜では、コード名が歌詞のすぐ上、専用の行に並んでいます。仕組みはとても単純で、コード名が単語(または単語の一部)の上に現れたら、その瞬間に新しいコードへ持ち替えます。そのコードを押さえたままストロークを続け、次のコード名が出てくるまでキープします。

読み方はこうなります。

C                            F
These are the words that you sing

まずCから始めて、「These are the words that you」の部分までストロークします。Fの真下にある単語にたどり着いた瞬間に、Fへ持ち替えます。コード名は「ここで持ち替える」と教えてくれる、小さな道しるべのようなものです。

仕組みはこれだけです。コード名は歌詞の上にあり、そこに来たら持ち替える。一度感覚をつかめば、子どものころ文字を1つずつ読まなくなったのと同じように、考えなくてもコード譜を読めるようになります。

コードを拍に合わせて鳴らす(凝ったストロークは後回し)

ストロークパターンを気にする前に、まずこれをやってみてください。1拍につきダウンストロークを1回、それだけを一定に続けます。

ダウン、ダウン、ダウン、ダウン。ゆっくり時を刻む時計のようにです。4本の弦を上から下へ撫でて、4つ数えて、コードを持ち替えて、また繰り返す。それだけです。

どうしてこんなに素っ気ないやり方なのでしょう。最初のうちの本当の仕事は、コードチェンジを拍に間に合わせることであって、リズムで誰かを感心させることではないからです。地味でも一定に続くダウンストロークのほうが、つまずいてばかりの凝ったパターンよりずっと役に立ちます。グルーヴは後からで大丈夫です。コードチェンジが安定すれば、驚くほどあっさり出てきます。

つまり、1曲を初めて通すときにやることは、2つの単純な作業を重ねるだけです。正しいフォームを押さえることと、一定の拍でダウンストロークを刻むことです。

コードチェンジをなめらかにする

初心者が必ずつまずくのはストロークではありません。「間」です。コードを持ち替えようとした瞬間、指が次のフォームを探している間、音がすべて止まってしまいます。完全な無音です。誰もが通る道で、これ以上ないほど普通のことです。

解決策の大部分は時間と反復ですが、それを早める具体的なコツもあります。指をひとかたまりとして動かす、動かさずにすむ共通の指を探す、1拍早めに持ち替える、といったものです。それらはコードチェンジを速くするガイドにまとめてあるので、間が気になり始めたらのぞいてみてください。

ただ今のところは、間と戦わないことです。きれいに持ち替えられるだけの時間が取れるまで、曲のテンポを落としてください。その「遅い」が、じれったいほど遅いテンポになってもかまいません。速さとは、きれいなコードチェンジを速くなるまで繰り返した結果でしかありません。習うより慣れよ、です!

そのあとで本物のストロークを足す

一定のダウンストロークで1曲を通せるようになり、コードチェンジで大きな無音ができなくなったら、いよいよ音楽らしく聞かせる番です。

シンプルなダウンストロークとアップストロークの組み合わせを入れるだけで、すぐに弾みが生まれて、素っ気なかったコードが原曲のように響き始めます。組み立て方はストロークの完全ガイドで順を追って説明しています。足すのはコードが楽に押さえられるようになってからで、その前ではありません。新しいことは一度にひとつずつです。

歌はどうする?あとから自然についてきます

弾きながら歌うことに身構えてしまう初心者はとても多いです。安心してほしいのは、手がコードを自動で回せるようになると、声のほうが勝手についてくるという点です。

考えなくてもできるようになります。すでに知り尽くしている曲を選んでいるので(あの条件が効いてくるわけです)、メロディーはもう頭の中に入っています。ストロークの手に全神経を使わなくてよくなった瞬間、歌はほとんどひとりでにその上へ乗ってきます。無理に引き出そうとせず、その時が来るのを待ちましょう。

もし自然にはうまくいかなくても問題ありません。この連携を組み立てる確実な方法があり、弾き語りのガイドで手順どおりに説明しています。

本当にやさしい1曲目の候補

初めての通し演奏にぴったりの、有名でやさしい曲をいくつか挙げておきます。フォームがわかるようにコードを表示して、全文のコード譜にも直接リンクしています。

Over The Rainbow(Israel Kamakawiwo’ole)

これは絶対に外せない1曲です。ほとんどの人が聞き覚えのある定番で、基本のコードフォームと、はっきりした繰り返しのパターンでできています。

Over The Rainbowのコード譜を見る

Count on Me(Bruno Mars)

あたたかくやさしい曲で、ウクレレにとてもよく似合います。コードチェンジは無理がなく、メロディーも多くの人がすでに知っています。

Count on Meのコード譜を見る

I’m Yours(Jason Mraz)

ウクレレの非公式アンセムと言ってもいい曲です。明るいコードがいくつか繰り返されるだけで、1曲がまるごと成り立っています。

I’m Yoursのコード譜を見る

Riptide(Vance Joy)

半音下げに移調した、現代のキャンプファイヤーの定番です。ほとんどの部分が、何度も戻ってくる少数のフォームの繰り返しでできています。

Riptideのコード譜を見る

Three Little Birds(Bob Marley)

コードは3つだけ、しかもこれまで書かれた中でいちばん心が軽くなる曲のひとつです。全体が、明るく繰り返されるノリに乗っています。

Three Little Birdsのコード譜を見る

最初の1曲を、いま決めてしまいましょう

探す先はUkuTabsの曲データベースです。そのためにUkuTabsがあります。上の5曲にピンとくるものがなければ、心に響く曲を自分で探してみてください。

初心者向けの曲がまとめて見つかる簡単なウクレレ曲のアーカイブから始めるのがおすすめです。いちばんやさしい入り口が欲しい場合は、3コードで弾ける曲のリストへどうぞ。正直なところ、いちばん難しいのは1曲に決めて、それをやり抜くことです。

素っ気なかった曲を本当にグルーヴさせるストロークパターンは、どれなのでしょう。私のストロークの完全ガイドでは、18種類を音源つきで紹介しています。

このガイドが、初めてのウクレレ曲を最後まで弾き切る助けになっていればうれしいです。これからも練習を続けて、楽しんでください。最初の1曲についてもっと知りたいことがあれば、いつでもお問い合わせください。うまくいきますように、そして何より楽しんで!

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